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【特集】ロール/ブランケット

ブンカゴム、搬送用等新規案件増える

工業用品 2018-01-29

 ブンカゴムの今期状況は、製品搬送用途向けロールや高耐摩耗ロールなど特殊品主体に、新規案件をある程度まとまった数量で受注したことなどにより、比較的堅調に推移している。この特殊品の新規受注は、高度な技術開発力が評価されてのもので、新規案件は年々増加傾向にある。同社では、顧客の要求性能に的確に合致するロールを、短納期で提供することに注力している。これにより顧客からの評価をより一層高め、スポット的な受注でも継続的な案件として確保できるようにアピールしている。

 同社では、受注及び販売増加による売上高アップを大前提としつつも、利益重視を経営方針としている。同方針に加え、今期からは利益率のより一層の向上を主眼とした独自の営業戦略を展開しており、要員拡充など営業力の強化も進めている。

 これら方針に基づき、利益底上げに貢献する高付加価値な特殊品拡販に注力し、特殊品は売上高の30-40%を占めている。

 特殊品として高強度・耐摩耗ロール「マイティーA」、実用新案申請中のゴミ取り粘着(タック)ロール「クリーン・ダッシュ」、高摩擦係数(スリップ防止)ロール「マイタッチ」、高導電性ロール「ボルタックス」などをカタログモデルとして展開している。中でも最近は「マイティー」シリーズが伸長している。これら以外にも300種類以上有する配合レシピを活用し、耐圧・耐摩耗・耐熱性など、顧客の要求性能に合致したカスタム製品開発にも注力している。

 最近の特殊品販売動向としては、物流機器や製鉄関連向けなどが伸びている。一例として耐久性などが要求される特殊コンベヤ用搬送ロールなどの案件も入り、販路が拡大している。この新規案件に関しては、顧客の要望に対応し多様な素材や、ブルー、グリーン、ホワイト、レッドなど原色系を始め顔料比率変更により黄緑、茶色、ピンク、グレーなど中間色系も製品化している。

 特殊品の販売傾向として、大都市圏だけではなく地方企業への販売も増えている。これは既存顧客などから、同社製品の優れた性能などの評価が口コミなどで拡がり、地方企業での新規案件が増えていることによる。この他インターネットによる新規受注も増加している。さらに同社では、既存顧客への一層の営業強化も推し進めており、受注拡大を図っている。

 同社は柔軟な発想による新製品開発や一層の品質向上、営業力強化など社内改革を実施し、少数精鋭の技術集団的体制となっている。改革の一環として作業者が自分の担当以外の工程も受け持つ多能工体制を採用し、技術レベルや効率が一層向上した結果、不良率の低減にも繋がっている。これら一連の改革により短納期化も図られ、顧客から高い評価を得ている。

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