豊田合成が奨励賞受賞

　豊田合成は12月6日、「樹脂フューエルフィラーパイプ」と「キャップレス給油口」が、平成29年度中部科学技術センター顕彰において奨励賞を受賞したと発表。5日に名古屋ルーセントタワーで表彰式が行われた。

　同顕彰は、地域産業の発展と技術復興に顕著な業績を挙げた企業の研究者などをたたえる制度。今回の受賞は、車の環境性能や利便性の向上に貢献する製品として国内外での普及が見込まれることが評価された。

　給油口から燃料タンクへとガソリンを導く「樹脂フューエルフィラーパイプ」は、押出工法により樹脂化に成功し、重さの約5割低減を実現。「キャップレス給油口」はガソリンスタンドで燃料キャップの開閉を必要とせずノズルを差し込むだけで給油できることが特長で、日本のメーカーとして同社が初めて開発・量産化した。