自動工具交換や安全システムで市場開拓
ゴム企業、ロボット産業に注目
工業用品 2017-12-11
人件費の削減や人手不足を補うため、生産ラインの自動化・省人化が進んでいる。それに伴い、活況なのが産業用ロボット業界だ。日本ロボット工業会の統計によると、ロボットの7-9月累計生産台数は5万5,998台で前年同期比44.9%増、出荷金額は1,959億5,400万円で同39.9%増と大幅に増加している。
産業用ロボットには歯付ベルトやホース・チューブ製品も使用されており、ゴム製品各社もロボット関連向け製品の販売は好調だ。
先ごろ、ビッグサイトで開催された「国際ロボット展」には、ゴム関連業界からニッタや住友理工、バンドー化学の子会社ビー・エル・オートテックなどが出展し、新製品・注力製品を出品した。同展示会には4日間の開催期間中に13万人が来場した。昨年に比べ約1万人増加し、産業用ロボットに対する関心の高さが窺える。
ニッタとビー・エル・オートテックは、ともに自動工具交換装置をメインに展示・紹介した。ロボットに装着する工具や治具を自動で交換する装置で、両社とも販売が伸びている。これまでは自動車関連での需要が中心だったが、一般産業業分野への拡大を目指している。そのため自動車生産ラインに対応した200㎏可搬以上の製品に加え、一般産業分野を狙った10㎏可搬、30㎏可搬といった小型製品の品揃えを強化している。
人手不足が深刻になり、一般産業分野でも工場の自動化が加速している。両社とも、こうした市場ニーズを捉え、需要の開拓を図る考えだ。
住友理工は、ロボットが人や物に接触する直前で停止するという、「セーフティセンサシステム」を出品した。同社の開発した「スマートラバーセンサ」の技術を応用したシステムで、既存のロボットに後付けもできる。ロボットの接触事故を防止し、工場内での安全作業に貢献できるという。
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