三菱ケミカルグループが日本唯一のメンバーである、低炭素の実現を目指す世界的化学メーカーのプラットフォームGlobal Impact Coalition(GIC)が、使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のための実証実験プロジェクトを2月から開始した。

 同プロジェクトは、化学およびリサイクル業界の7社(三菱ケミカルグループ、BASF、Covestro、LyondellBasell、SABIC、SUEZ、Syensqo)が共同で行うもの。欧州で使用済み自動車のプラスチックリサイクルのサプライチェーン構築のために、世界的な企業が連携するのは初の試みとなる。

 同プロジェクトでは、リサイクルにおける各工程を担う企業・団体との連携の下、100台の使用済み自動車からプラスチックを取り出して10種類のポリマーに分類し、参画する化学メーカーがそれぞれのポリマーの特性に応じたリサイクルを行うことの実現性を検証する。

 欧州連合(EU)のELV指令(廃車由来含む再生プラスチック利用促進)に対応したもので、得られた検証結果をもとに、多種多様な自動車用プラスチックを再利用する大規模なクローズドループリサイクルの実現を目指す。