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パープルカラーで個性演出

弘進ゴム、20~30%軽量・柔軟な耐油サクションホースの新製品

工業用品 2026-02-09

 弘進ゴムは、従来品と比べ20~30%軽量で柔軟性に優れる樹脂製耐油サクションホースの新製品2種を2月から発売した。廃油や飲食店のグリストラップを回収する吸引作業車用などのホースで、構造を見直して取り回し性を高めながら、従来品同等の耐油性を確保した。

左から耐油パープル、耐油BM型


 新製品は、軽量で扱いやすいホースを求めるユーザーの声を受け、若手社員を中心に開発を進めた。それらのうち30%の軽量化と柔軟性の30%向上を実現した「GSサクション耐油パープル」は、補強糸のない蛇腹タイプで、2年以上をかけて開発。サイズは2種類で、まず「50」が内径50.8ミリ、外径59.8ミリ、使用圧力マイナス0.1~0.25MPa、最小曲げ半径150ミリ、概算重量780グラム/メートル。もう1つの「65」が内径63.5ミリ、外径74.1ミリ、使用圧力マイナス0.1~0.23MPa、最小曲げ半径200ミリ、概算重量1,120グラム/メートル。使用温度はいずれもマイナス10~50度。長さは20メートルと50メートルで、5メート単位で調整に対応。10社の油吸引業者に試用してもらい長期の柔軟性維持を確認した。

 車両のドレスアップを要望するユーザーの声を受けて、パープルのカラーリングを採用し個性を打ち出した。同社の亘理工場(宮城県)でカムロック、衛生カップリングのバンド締め加工に対応する。

 もう一方の新製品「GSパワーライン耐油BM型」は、機械油、食用油などの油類輸送に加えてグリストラップ清掃処理にも使えるサクション・デリバリー兼用タイプ。補強糸を入れて耐圧性能を0.5MPaに高めた。従来品と比べ重量を約20%軽減し、柔軟性を約20%向上した。軟質部を透明にして内部流体を確認可能にした。吸引業者に半年ほど先行試用してもらい軽さと柔軟性で高評価を得たという。同製品も亘理工場でホース金具のバンド締め、加締め加工に対応する。

 サイズは「50」(内径50.8ミリ、外径63.4ミリ、標準重量900グラム/メートル、最小曲げ半径200ミリ)と「75」(内径76.2ミリ、外径93.2ミリ、標準重量1,690グラム/メートル、最小曲げ半径370ミリ)の2種類を用意した。順次、「65」(内径63.5ミリ)を投入する計画だ。定尺は20メートルと50メートルを設定した。

 同社は今回の新製品投入によって樹脂製耐油サクションホースの品種を3タイプに広げた。今後は、より耐久性を重視した従来品「GSサクション耐油BS型」を主に大型工場向け、軽量タイプの耐油パープル、軽さと耐圧性を兼ね備えた耐油BM型を主に廃油やグリストラップの回収用とするなど、製品それぞれの特徴を活かしてユーザーに合わせた提案活動を活発化し、拡販に繋げていく。

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