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タイヤメーカーとの連携によるグローバルサプライチェーンの構築を目指す

阪和興業、タイのタイヤ熱分解リサイクル事業に出資

工業用品 2025-07-09

 阪和興業のタイ子会社であるHANWA THAILANDは、タイ王国において、タイヤ熱分解リサイクル事業者であるPYRO ENERGIE(PYRO)に一部出資した。

PYROのOURAPEEPON代表(左)、阪和タイランドの上野社長(右)


 現在、世界では製造工程で発生する規格外品や使用済みタイヤが大量に発生しており、廃タイヤの不法投棄や埋め立てなどにより引き起こされる環境問題が深刻化している。

 同社グループではすでに、廃タイヤを破砕して製造されるタイヤチップを低環境負荷エネルギーとして日本の産業へ供給しているが、海外では熱分解というリサイクル方法が主流となっている。熱分解により生成される分解油やカーボン残渣(ざんさ)は、燃料用途だけでなく、タイヤの原料としても再利用できる。

 今回のPYROへの出資を通じて、熱分解関連製品の付加価値を高め、タイヤメーカーとの連携によるグローバルサプライチェーンの構築を目指す。将来的には、分解油やカーボン残渣を合成ゴムやカーボンブラックの原料として化学・ゴム・タイヤメーカーなどに供給することで、タイヤ業界におけるサーキュラーエコノミーの実現に貢献する。

 なお、阪和興業と阪和タイランドは、国際持続可能性カーボン認証制度の1つである「ISCC PLUS認証」および「ISCC EU認証」を取得している。同社グループは脱炭素社会の実現に向け、バイオマス製品やリサイクル関連商品の取り扱いを拡大することで、これらの認証を活用して需要家からの社会的ニーズを満たす事業活動を進めていく。

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