コンポジット事業の研究開発機能を充実
UBE、大阪研究開発センターに研究開発棟新設を決定
原材料 2023-09-05
UBEは、中期経営計画においてスペシャリティ事業と位置付け、成長を期すコンポジット事業の研究開発機能をさらに充実させるため、堺工場(大阪府堺市)内の大阪研究開発センターに「スペシャリティマテリアルアプリケーション棟」(仮称)を新設し、2025年4月から運営を開始する。
同社は、長年にわたりコンポジット事業の開発拠点を山口県宇部市の宇部ケミカル工場内に置いてきたが、海外を含めた顧客や営業拠点とのアクセスを強化、情報共有や開発速度を改善し、時代に合った製品開発を速やかに提供することを目的に、大阪研究開発センターへの機能集約を進めている。
スペシャリティマテリアルアプリケーション棟では、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)を主軸としたコンポジット材料開発~アプリケーション開発までを一貫して効率的かつスピーディに行うとともに、顧客・マーケットのニーズに即応した体制で、新規材料の供給のみではなく、顧客と共同でのアプリケーション開発を促進する環境を備え、完成後はエンプラを中心としたコンポジットのソリューションプロバイダーとしてグローバルに発信する中核拠点になる予定。
■スペシャリティマテリアルアプリケーション棟(仮称)の概要
◇所在地=大阪府堺市西区築港新町3丁1番地、堺工場内(大阪研究開発センター隣接)◇建物概要=鉄骨造、地上3階建て。延床面積:約3,300平方メートル◇建設計画=2023年10月着工、 2025年3月完成(予定)◇施設構成=研究開発棟/1階:成形加工エリア、材料作製エリア、2階:原料準備エリア、材料乾燥エリア、サンプル保管エリア、3階:物性評価エリア
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