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2023年3月期第3四半期業績

タイガースポリマー 、増収もコスト上昇響き純損失

決算 2023-02-08

 タイガースポリマーの2023年3月期第3四半期(2022年4月~12月)業績は、売上高が345億200万円で前年同期比17.4%増、営業利益が5,900万円で同93.7%減、経常利益が7億2,500万円で同37.9%減、純損失が2億6,700万円(前年同期は4億3,000万円の利益)だった。

 セグメント別では、日本は売上高が161億5,000万円で同3.5%増、営業利益が2億5,700万円で同56.1%減。自動車部品・家電用ホース・ゴムマット類・ゴムシート類の販売増で増収となったが、原材料費や輸送費等の諸経費の増加で減益となった。

 米州は売上高が138億1,400万円で同37.0%増、営業損失が5億7,900万円(同9,000万円の損失)。米国では自動車部品は販売が減少。円安による為替換算上の増収効果はあったが、原材料費等の仕入高の増加に加え費用の円換算額も増加し、大幅な減益となった。産業用ホースは北米の景気回復ならびに販売価格改定効果で増収増益。メキシコの自動車部品は販売が増加したことに加え、円安による為替換算上の影響で増収となった一方、原材料費等の仕入高が増加し減益となった。

 東南アジアは売上高が24億1,200万円で同23.4%増、営業利益が1億7,400万円で同71.3%増。タイでは自動車部品の米州向け販売が減少した一方で、タイ国内や日本向け販売が増加したことで増収増益。マレーシアでは家電用ホースの販売が増加したことで増収増益となった。

 中国は売上高が48億3,100万円で同4.1%増、営業利益が1億5,700万円で同44.5%減。家電用ホースと自動車部品の販売が減少した一方で、円安による為替換算上の影響で売上高は増加。利益は人件費等の増加もあり減益となった。

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