”稼ぐ力の再構築”の一環で
ブリヂストン、ファイアストン ビルディング プロダクツを売却
工業用品 2021-04-06
ブリヂストンの米国グループ会社ブリヂストン アメリカスは、子会社であるファイアストン ビルディング プロダクツ(FSBP)社のラファージュホルシム(LH)社への売却手続きを完了した。売却価額は企業価値34億米ドルに、FSBP社の運転資本などに係る調整を行った金額となる。
商業用屋根材および建築用外装事業を展開するFSBP社は、米国テネシー州ナッシュビル市に本拠を置き、15の製造拠点を有する。2020年の売上高は約18億ドルで、2021年3月時点の従業員数は約1,900人にのぼる。
ブリヂストンの石橋秀一代表執行役Global CEOは、「当社グループは『稼ぐ力の再構築』を推進しており、今回の売却はその取り組みの一環となる。LH社とのシナジーにより、FSBP社がより良い環境で成長していくことを可能とするもので、LH社、FSBP社、当社グループ、それぞれの持続的な発展へ向けた新たな一歩となると確信している」と述べている。
FSBP社とLH社は、いずれも商業用建築資材を必要とするユーザーに革新的かつサステナブルな建築ソリューションを提供することに努める。FSBP社は引き続き、テネシー州ナッシュビルを拠点とし、全ての従業員はLH社への転籍を完了している。