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群馬大学との共同研究

住友ゴム工業、空気圧のリモート監視システムを公道実験

タイヤ 2020-11-25

 住友ゴム工業は、レベル4自動運転車を対象に、空気圧データ取得から異常時のタイヤメンテナンスまでのシステムを構築し、岐阜県岐阜市内の公道で11月12日に実証実験を実施した。

 これは昨年から実施している群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)との共同研究によるもので、車両が無人の場合でもタイヤ空気圧のリモート監視を可能とするもの。自動運転車におけるパンクなどを想定したタイヤトラブルの予知保全およびトラブル発生時の早期対応に貢献できる。

 今回の実証実験は11月11~15日にかけて、岐阜県岐阜市内の公道で実施。市街地で自動運転車に対して模擬的なパンクを発生させると、タイヤに装着されたTPMS(タイヤ空気圧監視システム)からの空気圧データにより管制所が異常をリモート検知し、タイヤ整備店に自動通知。通知を受けた整備店が現場に出動し、タイヤを補修した後、自動運転が復帰するまでの一連の流れを実証実験した。

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