日本ゼオンは、イノベーションを誘発し社会変革に資する可能性を持つ素材として、カーボンナノチューブ(CNT)の量産化と産業応用に取り組んでいる。カーボンナノチューブは、直径がナノスケールのチューブ状炭素物資で、単層タイプ(SWCNT)と多層タイプ(MWCNT)がある。直径は単層タイプが0.3~4nm(ナノメートル)、多層タイプが4~50nm。

 日本ゼオンが生産しているのはSWCNT。その特徴は軽量でありながら高強度という点。欠陥のないSWCNTはアルミニウムの半分程度の質量ながら、引張強度は高張力鋼の20倍という。そのほか

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