18年3月期第3四半期業績
三ツ星ベルト、国内堅調で増収増益
工業用品 2018-02-07
三ツ星ベルトが2月7日に発表した18年3月期第3四半期(4-12月)業績は、売上高が531億5,000万円で前年同期比6.6%増、営業利益が69億1,400万円で同6.0%増、経常利益が75億8,300万円で同9.1%増、四半期純利益が54億3,900万円で同4.2%減となった。
事業別では、国内ベルト事業は売上高が213億6,900万円で同5.2%増、営業利益が58億2,100万円で同13.7%増。自動車用は、組み込みライン用が新機種への採用などから増収したが、補修用は車検交換需要の低下で減収し、全体では前年同期を下回った。一般産業用は、射出成形機やロボット業界の需要の高まりから、売上高は好調に推移。搬送ベルトは食品業界や物流業界向けの売上高が好調で、合成樹脂素材も自動車関連部品などを中心に増収した。OA機器用は中国市場向け機種の減少などから減収となった。
海外ベルト事業は、売上高が246億8,900万円で同10.6%増、営業利益が27億9,500万円で同0.4%減。欧州では自動車用の売上高が横ばい、一般産業用は農業機械用など補修用需要が増加し、全体では増収した。米国では自動車用は新機種立ち上げ効果などで売上高が伸長、一般産業用は横ばいで、全体では増収。アジアでは一般産業用が中国市場で減少したが、タイやインドネシアなどの東南アジアで農業機械用や補修市場の販売が好調で増収。自動車用は補修用の拡販に加え、二輪車用の需要増から売上高は増加した。OA機器用の売上高は横ばいだった。
建設資材事業は売上高が35億1,400万円で同8.0%減、営業利益が5,800万円で同77.9%減。公共や民間の改修工事の需要が減少したほか、大型の工事案件が少なかったことから売上高は減少した。
その他は売上高が35億7,700万円で同5.5%増、営業利益が1億2,800万円で同16.1%減となった。
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