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木質バイオマスガス化発電事業を譲受

三洋貿易、新会社「北の森グリーンエナジー」を設立

商社 2024-07-03

 三洋貿易と大日本ダイヤコンサルタントは、6月27日付で下川運輸が設立した「北の森グリーンエナジー」への出資を完了した。また、翌6月28日に北の森グリーンエナジーは、3月31日付で操業を休止した北海道バイオマスエネルギー(HBE)の事業譲受のため、HBEと事業譲渡契約を締結した。

「北の森グリーンエナジー」全景


 HBEはこれまで、国産未利用材を活用した木質ペレット燃料を製造するペレット工場、製造した木質ペレット燃料を炭化する際に発生するガスを利用して発電する木質バイオマスガス化発電事業を日本最大級の規模で運営してきた。

 北の森グリーンエナジーは、地域の経済や脱炭素化に貢献してきた同事業を引き継ぎ、下川町で事業展開する下川運輸が現場オペレーションを行い、ペレット工場や木質バイオマス熱電併給施設のメンテナンスは、その技術に精通している三洋貿易が担う。また、木質バイオマスによる地方創生を推進している大日本ダイヤコンサルタントが経営管理を行う。

 北の森グリーンエナジーは、地域経済発展や脱炭素化への貢献だけでなく、下川町や当別町そして周辺市町村での新たな雇用創出や、林業の活性化により、地域社会をより豊かにしていくことを目指す。

 ■北の森グリーンエナジーの概要
 ◇本社所在地=北海道上川郡下川町西町958番地1◇代表取締役社長=大藪吉郁氏◇資本金=8,050万円◇出資比率=三洋貿易33.4%、下川運輸33.4%、大日本ダイヤコンサルタント33.2%◇敷地面積=3万9,254 平方メートル◇申請出力=1,996.5kW

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