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トラック・バス用ラジアルタイヤの生産拠点

ブリヂストン、米国のラバーン工場を閉鎖

タイヤ 2025-01-24

 ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン・アメリカスは、米国テネシー州ラバーンにあるトラック・バス用ラジアルタイヤ工場(ラバーン工場)を7月31日に閉鎖する。

 これは同社の戦略的な事業再構築の一環であり、米国における事業拠点を最適化することで、競争力を強化し、ビジネスの質の向上を図るもの。米国において、事業環境の変化に対応しながらコア事業であるプレミアムタイヤ事業を強化し、持続的に社会価値・顧客価値の創造を続けていくためには、さらなる事業拠点とコストの最適化が必要であると考え、今回のラバーン工場閉鎖を決定した。なお、同工場閉鎖により影響を受ける従業員は約700人。

 また、アイオワ州デモインの農機用タイヤ工場における生産能力削減および人員削減ならびに米国のコーポレート機能および販売、オペレーション機能の人員削減など、戦略的な事業再構築の一環として、米国における他の領域でも事業拠点およびコストの最適化を実施する。今後、影響を受ける従業員に対しては、監督機関や労働組合を含め、適切に対応していく方針。

 加えて、南米地域においてもコスト最適化を図る事業再構築を進めており、アルゼンチンおよびブラジルにおいて、工場の生産能力削減や各事業拠点の人員削減を実施する。

 これらの事業拠点およびコストの最適化に関する取り組みは、中期事業計画(2024-2026)における2024年から2025年にかけての「事業再編・再構築(第2ステージ)」の一環となっている。

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