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人とAIとの協奏によるデータ活用の研究開発で

横浜ゴムの小石氏が日本ゴム協会賞受賞

タイヤ 2024-05-31

表彰盾を手にする小石正隆氏(左)と日本ゴム協会の網野直也会長


 横浜ゴムの小石正隆氏が、「人とAIとの協奏によるデータ活用(HAICoLab)の研究開発」で、日本ゴム協会の「第36回日本ゴム協会賞」を受賞した。受賞式は5月30日、日本ゴム協会の定時社員総会で開催された。

 「日本ゴム協会賞」はゴムおよびその周辺領域における科学・技術またはその産業分野の発展に寄与し、その業績が極めて顕著なゴム協会会員に授与されるもの。授与数は毎年2件以内で、基準を満たす技術者がいない場合は授与されない。今回は小石正隆氏の研究開発1件が受賞した。

 今回受賞した「HAICoLab」は、横浜ゴムが2020年10月に策定した「人間特有のひらめき」や「発想力」と「AIが得意とする膨大なデータ処理能力」との協奏によって新たな発見を促しデジタル革新を目指すAI利活用フレームワーク。人が設定する仮説に沿ったデータの生成・収集とAIによる予測・分析・探索を繰り返すことで、未踏領域での知見の発見を目指しており、これまでにもゴムの配合物性値予測や配合設計、タイヤの特性値予測システムなどの開発に活用してきた。

「HAICoLab」の概念図

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