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経営者とドライバーの要望を両立した10年ぶりの大型商品

横浜ゴム、TB用オールシーズンタイヤ「710R」発表

タイヤ 2018-03-01

「710R」を紹介する山石社長


 横浜ゴムは2月28日、芝パークホテル(東京都港区)でトラック・バス(TB)用オールシーズンタイヤ「710R」の新商品発表会を開催した。3月から全10サイズで発売。価格はオープン価格。

 「710R」は「TB用タイヤとして国内では10年ぶりの大型商品で、経営者とドライバーの要望を両立した」(山石昌孝社長)。耐摩耗性能、耐偏摩耗性能の大幅な向上により経営者が求める経済性を追求しつつ、ドライバーが不安に感じる空荷時のウェット発進スリップ性能を大幅に改善した。従来品である「ZEN 701ZE」に比べ、耐摩耗性能は20%以上向上、空荷時のウェット発進スリップ性能は57%改善しており、「ユーザーが確実に実感できる性能」(横浜ゴム)となっている。またウェット制動性能は3%、雪上性能は5%向上した。

 トレッドには新開発の専用パターンを採用。ワイドトレッドデザインにより耐摩耗性能が向上し、互い違いにブロックを配置した千鳥ブロックレイアウトや「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックにより偏摩耗を抑制した。また、ブロック面積の最適化により接地圧を均一化。加えて、ワイドセンターブロックとワイドセンターグルーブが空荷時のグリップ力と排水性の向上に貢献している。

 コンパウンドには耐摩耗性能に優れるポリマーの配合量を増やすとともに、ウェット性能に優れるシリカを配合。低温高せん断の製法であるC’ROLL製法を進化させた新C’ROLL製法と合わせ、強度とウェットに優れたコンパウンド設計にした。コンパウンドで、耐摩耗性能10%以上の向上、空荷時のウェット発進スリップ性能27%の改善に寄与している。

 同社は新中計「GD2020」で、TB用タイヤが含まれる生産財への注力を掲げている。「710R」という大型商品投入によるテコ入れを含め、今期国内生産財の販売を「5%は伸ばしたい」(同)考えだ。

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