2026年3月期第3四半期業績
デンカ、クロロプレンゴムは青海工場品への切り替え進む
決算 2026-02-06
デンカの2026年3月期第3四半期(4~12月)業績は、売上高が2,907億7,400万円で前年同期比3.6%減、営業利益が181億9,800万円で同54.0%増、経常利益が137億200万円で同216.4%増、純利益が55億3,500万円で同114.7%増だった。
純利益には、事業整理損失として142億300万円を特別損失として計上。これは主に米国のクロロプレンゴム製造子会社「デンカパフォーマンスエラストマー」(DPE)の原材料・中間品の評価減および原材料などの抜き取り作業に伴う労務費となっている。なお、特別損失に関しては、大船工場の工場用地譲渡益を特別利益として計上したことから、最終的に純利益は増益となった。
DPEについては、製造設備を安全な状態で休止させるための作業を継続中で、安全性評価で優先度が高いと判断した物質の抜き出しが完了し、現在は残りの物質についても抜き出しや設備内の洗浄などが順調に進んでいる。また、従業員についても休止作業に伴い、約250人(2025年3月末時点)→約140人(2025年12月末時点)→約100人(2026年4月見通し)と、段階的に人員の適正化を進めている。
今後は、費用負担を最小化するため、各ステークホルダーとの協議を継続していく。
セグメント別のうち、エラストマー・インフラソリューション部門は、売上高が728億300万円で同13.8%減、営業損失が22億9,100万円(前年同期は56億7,000万円の損失)。DPE操業停止影響により、損失幅が大幅に縮小した。クロロプレンゴムについては、需要は引き続き低調だったものの、DPE品からの切り替えにより、青海工場品の出荷が増加した。
通期業績予想を下方修正
同社は2026年3月期通期業績予想を下方修正した。直近の業績動向を踏まえ、売上高が前回予想を下回る見込み。
■2026年3月期通期業績予想
◇売上高=3,900億円(前回予想4,000億円、増減率2.5%減)◇営業利益=250億円(前回予想と変わらず)◇経常利益=190億円(同)◇純利益=150億円(同)
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