第26回グリーン購入大賞表彰式
EUDR対応ツール、フェアトレード天然ゴム使用推進活動などが大賞受賞
その他 2025-12-22
グリーン購入ネットワーク(GPN)は12月17日、第26回グリーン購入大賞表彰式を開催した。ゴム関連では、欧州森林破壊防止規制(EUDR)への対応支援ツールや、フェアトレード天然ゴムを使用したモノづくり推進活動などが大賞を受賞した。
「グリーン購入」とは?
「グリーン購入」とは、商品やサービスの購入時に、購入の必要性と、それらが環境や社会に与える影響を考慮し、配慮に努める事業者から優先して購入すること。グリーン購入大賞では、グリーン購入を通じて脱炭素社会やサーキュラーエコノミーの実現に寄与する取り組みを評価する。今回大賞に輝いたのは7企業・団体。そのうち国際航業、雪ヶ谷化学工業の2企業がゴム関連の取り組みで評価された。
原料調達支援サービス「診ま森(みまもり)GLOBAL」/国際航業
国際航業は、空間情報技術を活用し取得したデータを基に、インフラ、国土保全などさまざまな分野で技術サービスを提供する。その中で、今回の大賞を受賞したのが持続可能な原料調達支援サービス「診ま森(みまもり)GLOBAL」だ。同サービスは、衛星画像を使用し調達先の森林減少リスクの評価・モニタリングなどをサポートする。EUDRで対応が必要とされる「森林破壊フリー証明」にも活用可能なツールとして、今回受賞に至った。同規制対象品目を取り扱う各事業社から注目が集まっており、ゴム関連企業への導入実績も持つ。

藤原協 国際航業社長
同社の藤原協社長は大賞受賞を受け、「当社の診ま森は、導入企業やNGOからも、「ユーザーに対して客観的なデータを基に自信を持って説明ができた」と評価を得ている。不透明なリスクを事実として共有できたことが、ステークホルダーとの信頼関係の構築やグリーン市場の質的な向上に貢献できたことを実感している」とコメントした。
フェアトレード天然ゴム使用推進活動/雪ヶ谷化学工業
化粧用をはじめ各種用途のスポンジを製造する雪ヶ谷化学工業は、「BtoB The Future」をスローガンに自社および取引先企業とともに持続可能なモノづくり推進活動に取り組む。今回、同活動が評価され大賞受賞した。
同社は、2030年までに日本で流通する天然ゴムを全てフェアトレード天然ゴムにすることを目標に掲げる。既に、同社で取り扱う全ての天然ゴムはフェアトレード調達されており、現在は取引先の企業を中心に普及活動に取り組んでいる。独自に「フェアトレード天然ゴム100%使用マーク」も公開している。同社と取引のある企業のほか、フェアトレードに関して客観的な証明が可能であれば、どの企業も無料で使用できる。

坂本昇 雪ヶ谷化学工業社長
今回の大賞受賞について同社の坂本昇社長は「フェアトレード天然ゴム使用製品を取り扱うにあたって恥ずかしくない組織作りを強化している。CO2 排出量削減、廃棄物削減など会社全体で取り組む活動とは別に、私(社長)の目の届かないところでも、社員自らが日々、小さな活動を積み重ねてくれている。今回いただいた賞を励みに今後も活動を強化していく」とコメントした。
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