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次作は軟式ボール求める少年の話

東商経営懇談会、井筒監督招き恒例の講演会

その他 2017-11-15

時事放談形式で話す井筒監督(右)と大野社長


 東商経営懇談会(代表幹事・大野洋一大野ゴム工業社長)は11月6日午後4時から東京・中央区のホテルモントレ銀座で恒例の講演会を開催した。

 今回の講師は映画監督の井筒和幸氏。『パッチギ』『黄金を抱いて翔ベ』など20数本の監督および脚本を手掛けるとともに、TVCMでも手腕を発揮している。またテレビ、ラジオにも出演し、独自の批評精神を持つコメンテータとしても活躍している。

 講演は大野代表幹事を相手に井筒氏が話す放談形式で進行。井筒監督にとって映画とは何かを主題に話が進んだ。

 井筒監督は、①映画もスポーツも語源は同じで広い意味での暇つぶし②フィクションよりも事実に即した話の方が面白い③喜劇・悲劇・感動ものなどいろいろあるが善し悪しを決めるものは結局、格調④古い映画館が減ってシネコンばかりとなり、どこでも同じ映画をやっているのは嘆かわしい⑤『パッチギ』『黄金を抱いて翔ベ』を例にとった映画製作のきっかけと自らの映画の作り方⑥準備中の映画は戦後の混乱期における少年たちの軟式野球をテーマにしたもの(井上ひさし原作『下駄の上の卵』)―など、ユーモアと消費社会に対する毒舌を込めて約1時間半に亘って話した。

 『下駄の上の卵』=重要な役割を果たすのが現ナガセケンコーの「健康ボール」。井筒監督は原作を読み、これだと思い映画化を思い立つ。すぐにナガセケンコーに行き、当時のボールがないかを社長に会い聞いた。すると2、3個は残っているが金型がないという。だが翌日、倉庫から古い金型が見つかったという電話を受ける。あとは金集め。3億5,000万円はかかる。2億円程の目処はついたが、あとは広く出資者を募っているところだという。

 興味のある方は、経済情報センター(03-3364-5121)平野健史氏まで。

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