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18年3月期第2四半期決算説明会

デンカ、経常利益と純利益が過去最高

原材料 2017-11-09

説明する山本社長


 デンカが11月8日に発表した18年3月期2四半期(4-9月)業績は、売上高が1,878億4,300万円で前年同期比9.3%増、営業利益が143億1,000万円で同45.6%増、経常利益が154億5,000万円で同8.0%増、四半期純利益が122億7,500万円で同0.8%増となり、経常利益と純利益は第2四半期ベースで過去最高となった。

 エラストマー・機能樹脂部門は、売上高が857億3,400万円で同18.7%増、営業利益が72億3,400万円で同114.9%増と好調だった。

 同日に開催された決算説明会によると、「CR(クロロプレンゴム)の販売が増加したほか、原料高に応じた石化系製品の売価改定により大幅な増収となった。利益面では出荷増やスプレッド改善、円安の影響に加え、スチレンモノマーの非定修年にあたることも要因となり、当初予想よりも大幅な増益を達成した」(山本学社長)としている。

 18年3月期通期業績については、同日に上方修正を発表し、売上高4,000億円(前回予想と変わらず)、営業利益は320億円(前回予想300億円、増減率6.7%増)、経常利益は310億円(同280億円、同10.7%増)、当期純利益220億円(同210億円、同4.8%増)とした。「スチレン系のスプレッド維持や電子先端製品の好調が持続する見通しで、売上高、営業利益、経常利益、純利益の全てで過去最高を更新する見込みだ」(同)。

5カ年の新経営計画を発表

 デンカは決算説明会で、2018-22年度までの5カ年の経営計画「Denka Value-Up」を発表した。新経営計画では、独自性と高付加価値を兼ね備え、外部環境に左右されにくい「ヘルスケア」「環境・エネルギー」「高付加価値インフラ」の3事業をスペシャリティー事業と位置づけ、成長の加速化を図る。また新グレードの比率拡大やソリューションビジネスへのシフトにより、基盤事業のスペシャリティー事業への転換を進めていく。

 基盤事業のCR事業では、「元来が付加価値の高い特殊ゴムでありながら、これまでは我々の付加価値追求の意思付けが弱かった。今後はこの点を改め、特殊ゴムとしてのマーケティング活動を行っていく。現在は、新たな技術を使った特殊グレードの投入を積極的に進めている」(同)状況だ。

 同社では、スペシャリティー事業(3事業にスペシャリティー化した基盤事業を含む)利益の営業利益全体に占める割合をスペシャリティー化率と定義。17年度は60%(全体の営業利益は320億円)のスペシャリティー化率を、中間目標年度の20年度には75%(同420億円)、最終年度の22年度には90%(同500-600億円[20年度に正式決定])にまで高め、経営基盤強化を目指す。

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