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CVCファンドを通じ

デンカ、カーボンナノチューブ事業化に向けてスタートアップへ出資

原材料 2024-06-18

 デンカは、ペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVCファンドを通じて、カーボンナノチューブを開発するスタートアップ企業のカーボンフライに出資した。

 カーボンフライは、アセチレンを原料としたカーボンナノチューブを中心に、ナノカーボン材料やその関連製品を開発しており、デンカはカーボンフライと協業検討を進めてきた。

 カーボンフライは、独自の製法により、高純度、均一なサイズ制御、加工性の特長を持つ多層カーボンナノチューブを生産できる技術を保有しており、多彩なアプリケーションへ社会実装することを理念としている。

 デンカは、カーボンフライへの出資を通じて、リチウムイオンバッテリー用途でのデンカブラックとの併用による性能向上に向けた共同開発などで連携を図っていく。また、将来的には、カーボンフライの開発する二酸化炭素を原料としたカーボンナノチューブ製造技術を支援し、リチウムイオンバッテリーのサステナブルなサプライチェーンを構築していく。

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