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2024年央稼働予定

クラレ、光学用ポバールフィルム生産設備を増設

原材料 2022-05-12

 クラレは、液晶ディスプレイ(LCD)の基幹部材である偏光フィルムのベースとなる光学用ポバールフィルムの生産設備を増設する。倉敷事業所(岡山県倉敷市)の年産能力を3,200万平方メートルに増強し、現状の年産2億6,400万平方メートルから同2億9,600万平方メートルに拡大する。稼働時期は2024年央を予定している。

 背景にあるのは、テレビサイズの大型化の進展による、LCDパネル面積の拡大だ。それにより、LCDの基幹部材である偏光フィルムのベースとして、光学用ポバールフィルムの需要は拡大基調にあることから、設備増設を決定した。

今回増設する新系列は、大型偏光フィルムの生産効率向上に貢献する広幅タイプのフィルムの生産が可能な設備となる。
同社は、これにより拡大する需要に対応するとともに、今後も光学用ポバールフィルムのリーディングカンパニーとして安定供給体制を確保するとしている。

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