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温室効果ガス排出量50% 減など

UBEグループ、地球環境問題への2030年度目標見直し

原材料 2022-04-14

 UBEグループは、地球環境問題への取り組みにおける中期(2030年度)目標を見直し、温室効果ガス排出量を2030年度までに50%削減(2013年度比)し、「環境貢献型製品・技術」の連結売上高比を60%以上とする新たな目標を設定した。

 同グループは2021年に「2050年カーボンニュートラルへの挑戦」を発表しており、中間目標としてGHG排出量を科学部門で20%削減、環境貢献型製品・技術の連結売上高比目標を50%に設定していた。今回の目標見直しは、セメント事業などの移管で、UBEグループがスペシャリティ化学を中核とする企業グループへ移行したことを機に実施したもの。

 具体的な施策として、GHG排出量削減目標に向けては、①省エネ推進・プロセス改善②再生可能エネルギー利用の最大化③事業構造改革④革新的な技術開発などに取り組む。

 環境貢献型製品・技術連結売上高比目標に向けては、2020~25年の間はナイロンコンポジットや合成ゴムなど既存の貢献型製品の増加とエネルギーマネジメント材料の上市で、2025~30年の間にはCO2利活用やEV/FCV関連材料など新規事業の伸長で実現を目指す。

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