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12月10日納入分から

東ソー、臭素および臭素誘導品を値上げ

原材料 2021-11-10

 東ソーは11月10日、臭素および臭素誘導品の価格改定を実施すると発表した。

 対象となるのは臭素、臭化水素酸、臭素系難燃剤(テトラブロモビスフェノールA、製品名:フレームカット120G)。12月10日納入分から、臭素・臭化水素酸は25%、臭素系難燃剤は30%値上げする。

 価格改定の理由について同社は「臭素および臭素誘導品は、今後も難燃剤用途を中心にアジア地域での需要伸長が見込まれる。世界最大の需要国である中国市場では、ひっ迫した需給バランスが継続しており、海外市況は上昇基調で推移している。

 また、同社はコスト削減、省力化、物流の効率化などあらゆる施策を実施しているが、生産設備の維持費用や原燃料価格は上昇し続けている。

 こうした状況下、国内最大の臭素メーカーとして安定生産・安定供給を継続していくためには、今回の価格改定が必要との判断に至った」としている。

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