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2020年12月期業績

東海カーボン、カーボンブラック事業は下期回復基調

会員限定 原材料 2021-02-10

 東海カーボンの2020年12月期業績は、売上高が2,015億4,200万円で前期比23.1%減、営業利益が78億5,800万円で同85.5%減、経常利益が62億6,200万円で同88.2%減、純利益が10億1,900万円で同96.8%減となった。

 セグメント別のうち、カーボンブラック事業は売上高が707億5,400万円で同30.5%減、営業利益が31億9,200万円で同62.5%減。新型コロナウイルスによる影響で対面業界のタイヤメーカーや自動車部品メーカーの生産活動が上期に大きく停滞。下期は回復基調で推移したものの、上期の落ち込みをカバーできず、通期での販売数量は前期と比較して減少した。また、販売価格下落と生産調整による原価率上昇などにより営業利益は減益となった。

 「カーボンブラックの販売数量は第2四半期(4~6月)に最も落ち込んだが、米国を中心とした自動車産業およびタイヤ産業の回復により第3四半期(7~9月)から大きく反転した。販売数量は上期が26万トンだったのに対して下期は34万トンとなり、年間60万トンとなった。下期が上期対比で8万トンの増販となったことが収益を押し上げた」(東海カーボン)

 2021年12月期通期業績予想は、売上高2,279億円で前期比13.1%増、営業利益181億円で同130.3%増、経常利益169億円で同169.9%増、純利益89億円で同772.6%増を見込んでいる。

 セグメント別のうち、カーボンブラック事業は、売上高780億円で同10.2%増、営業利益54億円で同69.2%増。「販売数量は2019年のレベルには回復しないとみている。通年では数量増となるものの、一方で、2020年下期と2021年上期を比較すると9億円の増収、6億円の減益を見込んでいる。これは、米国のタイヤ市場向けの特需を取り込んだタイ子会社での販売数量減が減収減益要因となることに加え、米国子会社で2020年に実施した環境規制対策に関する大型投資の償却負担増が減益要因として影響しているため」(同)。

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