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18年12月期第3四半期業績

東海カーボン、カーボンブラック事業は大幅な増収増益

原材料 2018-11-14

 東海カーボンが11月14日に発表した18年12月期第3四半期(1-9月)業績は、売上高が1,553億8,500万円で前年同期比107.0%増、営業利益が519億7,500万円で同586.5%増、経常利益が527億9,700万円で同500.3%増、純利益が594億3,300万円で同598.6%増だった。黒鉛電極の北米拠点やマージン改善等が寄与した。

 カーボンブラック事業部門は売上高が489億8,700万円で同38.5%増、営業利益が77億9,500万円で同46.8%増。国内外で販売数量が増加したほか、原料油上昇に伴う価格改定、増産効果などにより大幅な増収増益を達成した。また9月から米国の生産拠点Tokai Carbon CBが子会社となり、連結業績に寄与している。売上高の増収要因は数量で68億7,000万円、売価で60億9,500万円、為替で6億5,900万円。一方、営業利益は増益要因が数量で14億8,600万円、マージンで21億7,100万円、為替で9,900万円、減益要因が固定費増加、のれん償却費等で12億7,100万円だった。海外子会社の売上高はTHAI TOKAI CARBON PRODUCTが146億200万円で同39億4,500万円増、東海炭素(天津)が42億4,600万円で同11億8,200万円増、CANCARBが58億9,800万円で同1億8,400万円増、Tokai Carbon CBが39億5,700万円だった。

 
 通期業績予想を修正
 同社は同日、Tokai Carbon CBを連結対象として織り込んだことを反映し、通期業績予想を修正した。

 ■通期業績予想
 売上高=2,300億円(前回予想2,140億円、増減率7.5%増)◇営業利益=750億円(同740億円、同1.4%増)◇経常利益=755億円(同745億円、同1.3%増)◇純利益=740億円(変わらず)

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