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新聞生産のコスト削減に寄与

朝日新聞社、ゴムローラ再生装置が日本新聞協会賞

工業用品 2017-09-07


 朝日新聞社が子会社・朝日プリンテックと共同開発した「ローラ再生装置」が9月6日、日本新聞協会の2017年度協会賞(技術部門)を受賞した。同社の技術部門での受賞は5年ぶり。

 「ローラ再生装置」は新聞印刷の輪転機の中でインキや水を受け渡したり、練ったりするゴムローラーが劣化した際に、新品同様に蘇らせる装置。表面が固く径が細くなったゴムローラーに特殊な溶剤を染み込ませることで、柔らかく膨らませ径を戻す。また表面の汚れを取り除くことで新品同様に蘇らせる仕組み。ゴムを再生する溶剤を工夫し、操作を簡単にすることで、印刷現場で再生できるようにした。長さ2mほどのゴムローラー1本あたりの再生時間は約30分。

 従来は、ローラーの劣化したゴムは廃棄し、製造元に新品のゴムに巻き換えるよう依頼していた。朝日新聞社の輪転機では、1セットにつき約180本のゴムローラーがあり、印刷現場で再生することで、コスト削減と巻き換えの時間短縮に威力を発揮している。

 開発に当たっては朝日新聞社が主導。昨年9月からは他の新聞社や新聞印刷会社向けに販売を開始しており、導入先は増加しているという。

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