「軽搬送ベルトの蛇行防止」をテーマに
バンドー化学、ウェビナーを開催
工業用品 2025-07-28
バンドー化学は7月24日、「軽搬送ベルトの蛇行を防止するためのワンポイントアドバイス」をテーマにウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子
今回は産業資材事業部技術部軽搬送用ベルト設計グループの山浦考太郎氏が講師を務め、主に食品や段ボールなどの比較的軽量なものを運ぶ屋内用途をメインにしたコンベヤベルトを対象に、ベルトの「片寄り」に焦点を当て、その発生原因やトラブル解決のためのワンポイントアドバイスと、片寄りを予防するベルトの取り付け方法や点検方法について解説した。
「片寄り」とは、一周する間にベルトの位置が左右に振れる状態の「蛇行」とは異なり、ベルトが左右のどちらかに片寄ったまま走行している状態(左右の振れはない)を指す。その原因としては、①フレームの曲がり・ねじれ②テーブル走行時の左右高さレベルが異なる③プーリがベルトに対して直角ではない④小プーリのたわみ⑤トラフコンベヤの片寄り⑥搬送物が中央に載っていない⑦搬送物がプーリ・ローラに付着(居つき)している⑧搬送物温度または雰囲気温度が左右で異なる⑨油や食物残渣が潜り込んでベルトが収縮している⑩工程のなかに横乗りシュート部、脱荷装置部がある――などがあげられる。
ウェビナーでは、それぞれのケースに応じたトラブル解決方法を解説。⑦の搬送物がプーリ・ローラに付着しているケースの解決策としては、非付着性を付与した同社のコンベヤベルト製品として①表面にシリコンコーティングを付与した「ミスターシルキータッチ」②表面にフッ素樹脂フィルムを付与した「ミスターウルトラミラー」③表面をしゃもじ紋形状に加工した「ミスターNスティック」④表面帆布に非付着ポリウレタンを含浸させた「ミスターシルキーコート」の4製品を紹介した。
また、ベルト点検時のチェックポイントとしては、①ベルトの走行位置②ベルトの耳部が損傷していないか③ベルトの汚れの有無④プーリの居つきの有無――に注意することで蛇行や片寄りの早期発見ができると解説した。
同社のグループ会社であるバンドー・I・C・Sでは、こうしたケースに対応するために「ベルト点検サービス」を実施している。同サービスには、①フルコース②クイックコースがあり、フルコースでは、ライン全体を一斉点検し、ライン図を作成して見える化することで、その後のメンテナンスをスムーズに行うことができるという。
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