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約23億円を投資、6月から予定

デンカ、ポリエチレン製排水管の新工場を稼働へ

工業用品 2025-05-23

 デンカとグループ会社の九州プラスチック工業は、ポリエチレン製排水管「トヨドレン」の製造設備の移設と新設増強を行うため、熊本県玉名市三ツ川産業団地内の取得用地に新工場を建設した。投資金額は約23億円、延床面積は5,300㎡、2022年10月に着工し、2025年6月からの稼働を予定している。

 ポリエチレン製排水管は、各種インフラ整備における地下水の集排水用資材として年々用途が拡大しており、今後も水田の生産性向上のための大区画化や汎用化整備、高速道路の4車線化や国土強靭化工事による災害復興、防災・減災・治水対策など社会資本整備に貢献する製品として需要が見込まれている。

 「トヨドレン」は1967年の販売開始以来、国内トップシェアを獲得しており、製造拠点は九州プラスチック工業のほか、千葉工場(千葉県市原市)と美唄分工場(北海道美唄市)を合わせた3拠点となっている。今回の新工場建設により、同工場の生産能力は約6割、在庫能力は約8割の増強となる。

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