豊田合成、農地活用した太陽光発電システムのスタートアップに出資

　豊田合成は、農地を活用した太陽光発電システムを手がける「アグリツリー社」に出資した。

　アグリツリー社は、農地に太陽光パネルを隙間をあけて設置することで、農作物の成長に必要な日射量を超えた分の太陽光を発電に利用するシステム（営農型太陽光発電）の普及に取り組むスタートアップ。

　売電分の収益を上乗せして農業収入の安定化を図ることで、農業従事者の減少や後継者不足といった社会課題を解決し、地域の活性化に繋げることを目指している。

　豊田合成では、2030年のカーボンニュートラル実現に向け、省エネと再生可能エネルギー（再エネ）の拡大を進めている。今後、アグリツリー社との連携により、農地で発電した再エネ電力・環境価値（「CO2を排出しない」という再生可能エネルギーが持つ価値）の購入など、環境負荷低減への取り組みを検討していく。