「用途別ウレタンシートの活用方法~ウレタン素材について基礎から解説~」テーマに
バンドー化学、ウェビナーを開催
工業用品 2025-03-28
バンドー化学は3月25日、「用途別ウレタンシートの活用方法~ウレタン素材について基礎から解説~」をテーマにウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子
今回は、産業資材事業部営業部伝動営業グループの宮岸未来也氏がMCを、産業資材事業部技術部工業用品設計グループリーダーの岩崎成彰氏が講師を務め、同社のウレタンシートの製品ラインアップ、特長および用途事例を紹介した。
ウレタンシートは、ゴムシートやポリ塩化ビニルシートと比べて耐摩耗性や耐油性に優れ、かきとり用途、飛散防止用途、ホッパー用途など、さまざまな産業分野で幅広く使用されている。
同社では、ベルトだけでなく、ウレタンの配合技術を活かしたシートも扱っており、「ワイパーエッジEX」「バンコランシート」「バンコラン板」などの製品名で展開している。
ウレタンには、ウレタン部材を金型に注型し、熱で硬化して固める「熱硬化性ウレタン」と、ウレタン部材を熱で溶解させ、押出成形で製造する「熱可塑性ウレタン」があり、ワイパーエッジEXやバンコラン板には熱硬化性ウレタンが、バンコランシートには熱可塑性ウレタンが用いられる。
熱硬化性ウレタンには、高弾性かつ材料強度も優れているが、再溶着できないという特長があり、熱可塑性ウレタンには、後工程で熱溶着させることが容易だが、熱硬化性に比べて歪みが大きいと、それぞれメリットとデメリットがある。
ウェビナーではその後、各製品の主な特長を紹介した。
ワイパーエッジEXは、摺動性・耐摩耗性に優れた二層成形のウレタンシート。低摩擦係数材を配合しているため、摺動性が高いのが最大の特長となっている。工作機械摺動部のかきとりやシール用途として多く採用されている。
バンコランシートは、改正食品衛生法に対応したポリウレタン製シートで、主に食品業界で多くの採用実績を誇る。大判対応(長さ10メートル)できるのが最大の特長となっている。
バンコラン板は、熱硬化性ウレタンで耐久性に優れ、高荷重でも使用できる。硬さの調整ができることや、高反発弾性・高荷重での耐摩耗性を有していることが最大の特長。電子写真装置のトナークリーニングブレードや現像ブレード、飛散・落下防止用途として、石炭などの重量物搬送用コンベヤベルトのサイドスカートなどに採用されている。
ウェビナーでは最後に、「油・異物のかきとりやシール用途」、「飛散・落下防止用途」、「緩衝材用途」など、各用途に適したウレタンシートを製品の材質や特長などから選定することで、最大限の効果を発揮できると結んだ。
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