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定年後の人事制度を改定し、役職任用や給与アップも可能に

バルカー、「セカンドキャリアステージ制度」を運用開始

工業用品 2025-03-10

 バルカーは、60歳の定年を迎えた社員に適用される人事制度「シニア再雇用制度」を改定し、2025年4月から「セカンドキャリアステージ制度」として名称も変更し、運用を開始する。

 従来の「シニア再雇用制度」では、60歳の定年を迎えた後の社員に対し、原則として役職任用や新たな登用が行われず、待遇が引き下げられる仕組みとなっていた。しかし、同社は年齢・性別・勤続年数に関わらず、全ての社員が前向きにやりがいを持って働ける環境整備に取り組む方針を鑑み、60歳との年齢で一律に待遇を下げる制度がそぐわないと考え、新たな制度を導入する。

 今回導入する「セカンドキャリアステージ制度」では、定年後も役職任用や新規登用が可能となり、業績、意欲、職責に応じた待遇を実現する。また、社員一人ひとりのスキルや能力、家庭環境に応じた柔軟な働き方を可能にすることで、同社での「第二のキャリア」を充実させることを目指す。

 同社はこれまでも、主にデジタル人材向けの「特別高度制度」や、退職後も復職ができる「キャリアリターン制度」、従来の段階的な試験プロセスを超え、性別・年齢・経歴に関わらず、意欲と能力に応じたキャリアアップを可能にする「飛び級制度」といった制度を導入してきた。

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