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【特集】ロール・ブランケット

宮川ローラー、白色性と導電性を両立したシリウスΩなど展開

会員限定 工業用品 2025-01-14

 宮川ローラーの2025年3月期上期(4~9月)業績は、前年同期比増収増益だった。印刷用ロール、工業用ロールともに需要は安定して動いた。

 印刷用ではペーパーレス化に伴い市場は縮小傾向にあるなか、「設備増設などプラスアルファの需要こそないものの、巻替え需要は安定して動いた」(宮川ローラー)。また、UV印刷用の需要も比較的堅調。「UV印刷はクオリティの高さを求める枚葉機が多い。当社のグランポールは、ユーザーからの評価が高く新規受注にも繋がっている」(同)。加えて、食品包装用など、グラビア印刷用も前期からの堅調を維持。既存客の取り換え需要が続き、「セーフティインパクトα」やファニッシャーローラー「ウレグラSV」が販売を伸ばした。

 工業用では、主力のフィルム用の需要が底堅く、定番品の「ゼブラローラー」やゴミ取り用ローラーの「ミモザ」などが動いた。ただ、その中で半導体製造装置用の動きは「生産の立ち上がり時期の遅れにより、止まっている状況だ」(同)。

 通期業績は前期比増収増益を計画している。計画達成に向けて、特に期待しているのが半導体製造装置用の需要。

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