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「材質の特性から選ぶ!産業機械用伝動ベルトの選定講座」

バンドー化学、ウェビナーを開催

工業用品 2024-10-04

 バンドー化学は9月27日、「材質の特性から選ぶ!産業機械用伝動ベルトの選定講座」と題してウェビナーを開催した。当日は明石貴光産業資材事業部営業部部長兼伝動営業グループグループ長が講師として解説した。

ウェビナーの様子


 産業機械で用いられる伝動ベルトにはさまざまな品種があり、それぞれに多様な材質が用いられているため、用途や要求品質に応じて適切な伝動ベルトを選択する必要がある。そこで、今回のウェビナーでは、まず伝動ベルトのアプリケーション事例を紹介し、さらに伝動ベルトに用いられる「ゴム」や「ウレタン」の材質の基本的な特性などを解説することで、用途に応じた伝動ベルトの選び方をレクチャーした。

 ウェビナーでは、受講者に対して「ベルト仕様と使用用途の理解」「伝動ベルトに使用される基本的な材質および特徴の理解」をゴールとして設定。

 使用用途としては、送風機や電動射出成型機、産業用ロボット、自動ドア、医療機器、防犯カメラ、ATM/カードリーダー、プリンター/スキャナーなどに使用されている製品の動きや役割を動画で紹介。

 材質に関しては、NR(ナチュラルラバー)、CR(クロロプレンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、H-NBR(水素化ニトリルゴム)などの特徴を列挙し、ベルトにとって必要な耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐油性、難燃性などに、どの材質が有効かを解説した。

 最後に、バンドー化学が作成した、パソコン上で簡単に設計計算ができるアプリ「ベルト設計・選定サポートプログラム」について紹介した。

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