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【統計】

2023年のゴム・樹脂ベルト需要先別販売実績比率、ゴムベルト、樹脂ベルトとも前年を上回る

工業用品 2024-03-11

 日本ベルト工業会が3月1日に発表した2023年(1~12月)のゴムコンベヤベルトおよび樹脂ベルトの需要先別販売実績比率によると、ゴムコンベヤベルトの需要先別販売実績比率(金額ベース)は、国内が62.8%を占め、販売額は前年比3%減となった。また、輸出は37.2%を占め、販売額は同37%増加した。

 主な需要先をみると、全体の22.8%を占める高炉メーカーは同2%増とほぼ前年並み。大幅に増加したのが、セメント(前年比19%増)、紙・パルプ(同26%増)、ガラス(同19%増)、非鉄(同51%増)、電力・ガス(同23%増)など。一方、石灰(同36%減)は大幅に減少した。

 樹脂ベルト(金額ベース)は、国内が96.2%を占め、販売額は同3%増。また、輸出は3.8%を占め、販売額は同15%減少した。

 主な需要先をみると、2大需要先のうち、全体の36.7%を占める食品関連は、食品が同2%増、食品機械が同4%増。全体の21.0%を占める物流関連は、物流が同1%減、物流機械が同4%増加した。そのほか、官公庁が同32%増、鉄鋼・非鉄が同11%増、繊維が同11%増と大きく伸びた。

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