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出荷量は10.2%減に

2022年のゴム板、生産量9.4%減

工業用品 2023-03-06

 日本ゴム工業会がまとめた2022年1~12月のゴム板生産・出荷・在庫実績によると、2022年の生産量は1万6,264トンで前年比9.4%減、出荷量は1万6,141トンで同10.2%減となり、生産量・出荷量ともに回復傾向で推移した2021年からマイナスに転じた。

 品種別生産量(あくまで単純比較による参考値)は、天然系ゴム板が7,886トンで同10.4%減、合成系ゴム板が8,378トンで同5.7%減。出荷量は天然系ゴム板が7,749トンで同12.1%減、合成系ゴム板が8,393トンで同5.9%減とともに減少したが、特に天然系ゴム板の落ち込みが大きかった。

 月別の動きをみると、生産量は1~12月の全ての月で前年同月実績を下回った。なかでも2月は前年同月比16.9%減、7月は同17.1%減、10月は同16.1%減と大幅に減少。出荷量は4月の同0.2%増を除き、全ての月で前年同月実績を下回った。なかでも2月は同14.6%減、6月は同14.6%減、9月は同16.4%減と大きく落ち込んだ。

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