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水素利用を中心とする脱炭素社会の構築に向け

豊田合成、いなべ市と包括連携協定を締結

工業用品 2023-02-16

 豊田合成は、三重県いなべ市と水素利用を中心に脱炭素社会の構築に向けた取り組みを推進する包括連携協定を締結した。

協定調印式の様子


 同社は2018年に新設した「いなべ工場」(いなべ市藤原工業団地)において、2020年11月から燃料電池車(FCEV)向けの高圧水素タンクを生産。今回の協定により、水素エネルギーの活用拡大に向けた取り組みをはじめとする脱炭素社会の実現に向けた各種活動を同市と連携して推進し、地域の活力創出と経済発展に貢献していく。

 ■連携協定の概要
 ◇水素エネルギーの利用促進に向けた理解活動=市民に水素エネルギーを身近に感じてもらう機会の提供(FCEVの試乗会、いなべ工場[高圧水素タンク生産工程]の見学会、「燃料電池教室」の開催など)。

 ◇FCEVの普及促進=近隣企業とも連携したFCEVの導入提言や災害時のFCEVによる電力供給。

 ◇低炭素農業の実現に向けた実証実験=再生可能エネルギーや水素エネルギーの活用により、CO2排出を抑制する「いちご農場」の栽培技術の確立、事業モデルの検証と事業化(カーボンニュートラル夏いちご「いなべリー事業」)。

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