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樹脂ペレット式を共同開発

豊田合成、3Dプリンタで樹脂廃材のリサイクル加速

工業用品 2022-06-23

 豊田合成は、廃棄物低減の一環として樹脂廃材の社内でのリサイクルを拡大させるため、エス.ラボと共同開発している「樹脂ペレット式3Dプリンタ」を活用していく。

樹脂ペレット式3Ⅾプリンタ


 3Dプリンタは金型を用いることなく各種製品の造形ができることが特長。加えて、今回開発中の3Dプリンタは、エス.ラボ社の押出機に関する独自技術と豊田合成の樹脂成形の知見を応用することで、専用材(樹脂フィラメント)が必要な従来式と比べ、低コストな汎用材(樹脂ペレット)での造形が可能となる。

 同社では、金型なしで樹脂ペレットを造形できる同装置を活用することで、車の内外装部品の生産時に生じる樹脂廃材のうち、従来は強度などの条件を満たさず自動車部品への再利用ができなかった分を、治具などへ生まれ変わらせることで社内リサイクルを拡大していく。

なお、この3Dプリンタは6月22~24日に東京ビッグサイトで開催している「次世代3Dプリンタ展」にエス.ラボから出品される。

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