照射精度向上でより精度の高い治療が可能に
早川ゴム、新たな放射線治療補助具を近大と共同開発
工業用品 2021-09-21

治療時に成形した状態
早川ゴムは9月14日、近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)放射線医学教室研究チームと共同で、温めることによって手指で自由に成形でき、身体のどの部位にも高密着する新たな放射線治療補助具「ソフトラバーボーラス(Soft Rubbers Bolus)」の開発に成功したと発表した。

頭部にボーラスをのせて照射する様子
放射線治療補助具であるボーラスは、治療部位の皮膚表面に密着させることによって、患部で放射線量が最大となるよう調節する役割を担っている。しかし、現在広く使用されているゲル状ボーラスは、決められたサイズ、硬さでしか販売されておらず、顔面などの凹凸のある部位に密着させにくいため照射精度が担保されないなどの問題があった。
今回開発した「ソフトラバーボーラス」は、温めることによって手指で自由に成形することができ、室温や体温では固まって形状が維持されるため、凹凸のある部位でも高密着を実現できる。
また、密度を人体の組成に近い“水”と同じにすることで、ボーラスの有無によって放射線の性質が変わってしまうことを防いでいる。水と同等の密度にするためには混ぜ合わせる化合物を工夫する必要があるが、早川ゴムの配合技術がそれを可能にした。
衛生面にも配慮しており、消毒が容易で、温め直すことで再利用できる。
「ソフトラバーボーラス」を使用することで、表在性腫瘍への放射線の照射精度を向上させ、より精度の高い治療が可能になるという。
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