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ゴルフのフォーム改善などに活用

豊田合成、「スマートインソール」のサンプル出荷を開始

工業用品 2021-06-16


 豊田合成は、同社のe-Rubberセンサを靴の中敷きに搭載することで運動時の足裏の圧力データを取得できる「スマートインソール」を開発し、ミズノが運営するゴルフスクールであるミズノゴルフスタジオ大曽根店へのサンプル出荷を開始した。

 e-Rubberは、電気で動く次世代ゴム。柔軟・薄型で微加重を検知できる「センサ」と、電圧のオン・オフに速やかに反応して伸縮する「アクチュエータ」という二つの機能を持つ。

 スマートインソールの特長は、薄くて柔らかいe-Rubberセンサの強みを活かし、足裏の圧力の微妙な変化を精度よく計測できる点に加え、軽くて耐久性が高い点。

 今回は、ゴルフのスイング時の体重移動などを時系列で計測し、タブレット端末上に色の濃淡(ヒートマップ)などで表示し、スイングフォームの改善などに活用する。

 今後、実証試験をミズノゴルフスタジオ大曽根店と共同で進めるとともに、専用アプリによるデータの蓄積・解析などの機能も拡充し、一般販売を行っていく予定。将来的には各種スポーツの上達などを支援するサービスの提供に発展させていくという。また、スポーツ用途に加え、企業や自治体、医療機関などとも連携し、加齢に伴う足腰の衰えの早期発見(予防医療)などヘルスケア分野での活用も目指す。

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