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2020年3月期業績

ナンシン、国内マイナスもマレーシアや中国は増益

工業用品 2020-06-17

 ナンシンが6月17日に発表した20年3月期業績は、売上高が90億6,600万円で前期比4.1%減、営業利益が4億4,300万円で同37.2%減、経常利益が5億6,800万円で同33.4%減、純利益が4億1,200万円で同29.1%減となった。

 海外生産拠点との一体運営強化で原価低減などに努めたが、新ERPシステムの稼働にかかる減価償却費等により営業利益は減少した。

 セグメント別にみると、日本は売上高が83億7600万円で同5.0%減、営業利益が2億8200万円で同51.1%減。マレーシアは売上高が25億7,400万円で同6.7%減、営業利益が3,500万円で同14.1%増。中国は売上高が17億8,000万円で同17.2%減、営業利益が1億4,300万円で同64.9%増となった。

 また、製品別に売上高をみると、キャスター事業は62億8,000万円で同1.3%減、台車、ロールボックスパレット、店舗用品、医療用樹脂部品で構成されるその他事業は27億8,600万円で同10.0%減となった。

 21年3月期業績は、新型コロナウイルス感染症の影響により、業績予想の合理的な算定が困難なことから、現時点では未定としている。

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