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2020年3月期業績

藤倉コンポジット、産業用資材と引布加工品は減収減益

工業用品 2020-06-01

 藤倉コンポジットが6月1日に発表した2020年3月期業績は、売上高が319億9,900万円で前期比4.3%減、営業利益が8億9,100万円で同2.8%減、経常利益が8億3,300万円で同0.6%減、純利益が3億9,000万円で同32.7%減となった。

 セグメント別にみると、産業用資材は売上高が205億6,800万円で同3.2%減、営業利益が5億600万円で同6.6%減。

 工業用品部門は、世界的な自動車販売台数の減少で自動車関連部品が減収となったが、コストダウンに努めたことで前期並みの利益を確保。制御機器部門は、半導体市場は回復傾向となったが引き続き産業機械関連メーカーの減産影響が大きく減収減益。電気材料部門は、インフラ工事用部材が堅調を維持し、非常用マグネシウム空気電池「WattSatt」、「アクアチャージ」の受注も順調に推移し増収となったが、第4四半期の新型コロナウイルスの影響による生産減により減益となった。

 引布加工品は売上高が51億4,800万円で同4.8%減、営業利益が1億4,500万円で同34.5%減。

 引布部門は、アジア諸国等の景気減速により自動車関連製品の需要が落ち込み減収となったが、コストダウンに努めたことで微増益。印刷材料部門は、高付加価値品、新聞用ブランケットの売り上げは増加したものの、国内商業印刷用ブランケットおよび輸出が減少となり減収減益。加工品部門は、国内で救命設備など舶用品が増収となったが、品種構成の変化により減益となった。

 スポーツ用品は売上高が58億9,000万円で同7.9%減、営業利益が6億6,900万円で同12.0%増。

 ゴルフ用カーボンシャフト部門は、リシャフト市場では日本含むアジア地域で「DAYTONA Speeder」などの高機能製品の需要が伸び、また国内モデル「Speeder EVOLUTION Ⅵ」と海外モデル「VENTUS」が多くのプロに愛用されたが、昨秋以降からメーカー向けOEM製品の販売低迷が続き減収減益。アウトドア用品部門は、昨年9月から10月にかけての台風の影響に加え、暖冬の影響で冬物商材の売り上げ不振、さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減収となったが、上期で「キャラバンシューズ」などの主力商品が好調だったことや、Jack Wolfskinの終息処理が順調に進んだことなどにより決算時の損失処理を低く抑えられ、営業利益を確保した。

 その他は売上高が3億9,000万円で同2.9%増、営業利益が8,200万円で同9.1%増。物流部門は、昨年9月から10月にかけての台風による交通の混乱と各社の新型コロナウイルス感染防止対応に伴う輸送量の一部低下があったものの、全体を通しては堅調に推移し、増収増益となった。

 2021年3月期通期業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響が現時点では算定困難なことから未定としている。

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