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柔軟な供給体制構築へ

豊田合成、インドの生産子会社を再編

工業用品 2020-04-03

 豊田合成は4月2日、インドにおける最適な生産体制の構築に向けて生産子会社を再編すると発表した。

 2020年中に同社が保有する豊田合成サウスインディア(TGSIN)の全株式を、豊田合成ミンダインディア(TGMIN)に譲渡する。

 インドでは供給体制として、南部ではTGSINがトヨタなどに主に内外装部品を、北部ではTGMINがスズキなどに主にエアバッグやハンドルを提供している。今回の再編により、インド全体で生産品目の枠組みにとらわれない柔軟な供給体制の構築を進めていく。

 同社は2025事業計画(中長期経営計画)でインドを重点市場と位置づけており、近年ではデリー近郊に技術・営業拠点(グルガオン事務所)を新設したほか、グジャラート州の新工場を稼働させており、今後もインドでの開発・生産体制を強化していく方針。

 ■会社概要
 ◇社名=豊田合成サウスインディア◇所在地=インド・カルナタカ州◇設立=1998年9月◇株主=[現在]豊田合成95%、豊田通商5%/[変更後]TGMIN95%、豊田通商5%◇主な生産品目=内外装部品、エアバッグ、ハンドル◇従業員数=674人(2020年2月末現在)

 ◇社名=豊田合成ミンダインディア◇所在地=インド・ラジャスタン州ニムラナ(本社工場)◇設立=2008年4月◇株主=豊田合成50.1%、Uno Minda Group49.9%◇主な生産品目=エアバッグ、ハンドル、ウェザストリップ製品、機能部品◇従業員数=1,179人(2020年2月末現在)

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