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大阪開催の展示会で

高石工業、一般向けにゴム製造体験会

工業用品 2016-10-28

ゴム製品の製造には女性来場者も興味津々

ゴム製品の製造には女性来場者も興味津々


 工業用精密ゴムパッキング、ダイヤフラム、精密ゴム成型品メーカーの高石工業(本社・大阪府茨木市、高石秀之社長)がさる10月19、20日の両日にマイドーム大阪で開催された「大阪勧業展2016」(主催・大阪商工会議所、堺商工会議所、大阪府商工会連合会)に出展、スタンプマットなどゴム製品の製造体験会を行い、好評を得た。

 同社がゴムの製造実演・体験で出展するのは今年で2回目。「展示会のスタート時は、人がまばらでどうなる事かと心配したが、ひとりが製造体験を始めると興味を示した来場者たちの人が人を呼ぶ連鎖反応がおき、気がつけば体験希望者で展示小間はあふれていた」(同社)と盛況だった様子。

 展示会場には小型成型機を持ち込んだ。展示会場には同業者の姿もあり「同業者だが、自社では事務職でなかなか、自分の会社では体験できないので良い体験ができた」との感想も得た。

 「大阪勧業展2016」は、大阪府内の独自な技術や企画力を持った優良企業を対象にした展示会で、製品や技術力をアピールすることを目的として開かれているもの。

 高石工業では自社工場内に「護夢工房」を設置し、地域交流を目的に近隣の学校や企業を対象にゴム製品「手作り体験コース」を開いている。目的は「ガラス工芸や陶芸などに体験コースがあるように、ゴム製品も自作してもらうことで地域近隣にゴム素材やゴムメーカーの仕事への理解を深めてもらうため」(同社)で、関西ゴム技術研修所で研修を終えた従業員らが「ゴムの伝道師集団」を名乗って指導、運営している。「護夢工房」には通常同社で研究・開発や試験用に使用している37トンのプレス機3台配置して体験コースに使用している。同社では希望があれば、平日、土曜日、祝日に「手作り体験コース」を受付けている。

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