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「縦型GaNパワー半導体」による

豊田合成、業界トップクラスの大電流化を実現

工業用品 2018-04-24

 豊田合成は4月13日、青色LEDの主材料である窒化ガリウム(GaN)を用いて開発している「縦型GaNパワー半導体」で業界トップクラスの大電流化を実現したと発表した。

 パワー半導体は、電子機器の電源やアダプタなどの電力変換器で幅広く使われているが、従来のシリコン製では材料の性質上、「高耐圧」と「低損失」の2つの性能を高い次元で両立することが困難だった。

 同社では、材料として高耐圧・低損失な「GaN」を使用することに加え、構造として、基板に対して垂直方向に電流を流す「縦型」を採用することで、1チップで50A以上の「業界トップクラスの大電流化」や「高周波動作」を実現した。

 同製品は、電力変換器や高周波電源などの領域で活用が期待される。

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