【トピック】
例年と異なる新入社員
新型コロナ 2020-04-14
新型コロナウイルスの感染拡大は、今年度入社の新入社員にも大きな影響を及ぼしている。多くの企業で従来の入社式の開催が見送られ、社長訓示は人事担当役員や人事部長による代読という企業も少なくなかった。
TOYO TIREでは社長訓示をビデオメッセージにし、新入社員各自がモバイル端末で視聴した。同社も従来型の入社式の開催は見送ったが、一方で従業員の健康と安全を十分確保できる状況になった場合、入社式に代わる歓迎式を開催する予定だ。
例年ならば、入社後に実施される新入社員研修も、今年はインターネットを利用したeラーニングが行われている。
新型コロナウイルスの感染拡大という現状を考えると、従来通りに行えないことは多い。ただ、同じ困難を共有することで、新入社員の絆は却って深まるのかもしれない。
緊急事態宣言受け厳格化
新型コロナウイルスの感染拡大と4月7日に発令された政府の緊急事態宣言を受け、ゴム関連企業の感染拡大防止に向けた取り組みが厳格化した。これまで推奨としてきた在宅勤務を原則とし、対象も本社地区だけでなく各事業所、研究所等に広げた。在宅勤務そのものも、化学メーカーやタイヤメーカーを中心とした一部企業に限られていたが、その動きが加速した。
一方、工場については出勤前や入門時などの検温、手洗い、うがいなど、徹底した感染防止対策を講じた上で稼働しているようだ。