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さらなる生産性向上と価値創造へ

レゾナック・ホールディングス、生成AIで業務を月間9万時間削減

原材料 New! 2026-07-15

 レゾナック・ホールディングスは7月15日、現場で生まれた生成AI活用の取り組みを全社へ展開する仕組みを構築し、業務プロセス変革を加速していると発表した。

 同社では、生成AIを2025年10月に導入して以降、約半年で活用率が95%に高まるなど、製造部門や研究開発部門、間接部門など広い領域で定着し、効率化が進んだ。その結果、月間約9万時間、金額換算で約4億7,000万円相当の業務削減につながった。

 今回の取り組みの特長は、生成AIの利用促進にとどまらず、AIエージェントを活用した業務変革を全社的に推進している点にあるという。本社部門では、会議の調整や、文章・資料の作成、コミュニケーション、学習・分析など幅広い業務領域でAIエージェントを展開し、従業員の日常業務や意思決定を支援している。各事業所や部門の従業員が自らの業務課題を解決するために作成したAIエージェントの活用も進んでいる。現場で生まれたエージェントの中で、効果や汎用性が高いものについては、本社部門が品質向上・標準化したうえで全社展開している。

 このように、① 本社による生成AIの提供②現場でのAIエージェント創出③本社による標準化と全社展開―というサイクルを継続的に回すことで、従来のトップダウン型と現場の実務に即したボトムアップ型のアプローチを融合した独自の生成AI活用モデルの構築が進んだ。

 安全活動や専門知識の継承など、属人化しやすい業務に対しても、業務プロセス全体を見直すために生成AI活用を進めている。例えば、危険予知(KY)活動では、生成AIで現場の安全面採点や改善に向けたフィードバックを自動化し、一連の作業プロセスにかかる時間を約60分の1に短縮した。化学品法規制分野では、教育資料やテストの作成・実施・集計を自動化し、教材作成にかかる時間を従来の約5分の1に圧縮した。さらに、設備導入、在庫管理、研究開発支援などさまざまな領域でAIエージェントの活用が進み、現場の負荷軽減と人材育成の高度化、業務効率の向上などを相次ぎ実現している。

 今後も、現場から生まれた生成AI活用の知見やAIエージェントを全社へ展開しながら、全社横断でAIを活用し業務改革を推進することで、業務プロセス単位での変革を一層加速し、さらなる生産性向上と価値創造を目指す。

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