【特集】暑熱対策
ポーラメディカル、暑熱対策AIカメラ「カオカラ」 現場作業者の体調を一元管理―化粧品会社独自のノウハウを現場の暑熱対策に
会員限定 ラバーインダストリー 2025-09-04
本記事は月刊ラバーインダストリー2025年7月号掲載記事です。購読・購入の申し込みはこちらから。
化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスは、化粧品の枠を超えた「人々の健康」への貢献を目指し、事業拡大を行っている。その一例が、暑熱対策AIカメラ「カオカラ」だ。同社は肌分析サービスで培ったノウハウを応用し、工場などの暑熱環境で作業に従事する作業者の暑熱対策に踏み出す。
暑熱対策の導入口に
職場における熱中症対策の強化を目的に、令和7年6月1日から改正労働安全衛生規則が施行された。厚生労働省の発表によると、職場における熱中症による死亡災害の多くは初期症状の放置とその後の対応の遅れによるものだという。これを受け、暑熱環境で作業に従事する従業員の熱中症の症状悪化を防止するための対策が義務化された。しかし、その対策については同省が発表した項目を参考に、各企業が自社に適した方法を考える必要がある。こうした対策の導入口として注目されているのが、暑さによる体調変化の気づきを促すツールで、ポーラメディカルから発売された暑熱対策AIカメラ「カオカラ」だ。

化粧品の枠を超えた挑戦
2029年、化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスは100周年を迎える。同社が2029年を見据えて策定した「VISION2029」では、基本戦略として既存の化粧品の枠を超えた事業領域の拡張により、Well-beingと社会貢献を実現する方針を明らかにしている。2023年には、既存の化粧品ブランドとは独立した組織として「ポーラメディカル」を設立。「ヘルスケア」など社会貢献に繋がる新規事業を積極的に推進している。
「こうした大きな方針をどう実現していくか考えたときに、既存事業で提供している肌分析サービスを活かせないだろうかと考えた。その結果生まれたのが暑熱対策AIカメラ『カオカラ』だ」(ポーラメディカル経営企画部池島俊季氏)
肌分析サービスの技術とノウハウを生かす
「カオカラ」は、被撮影者の顔色、表情、発汗と、端末が取得したWBGT(暑さ指数)(※)情報から、従業員の体調の変化に関する注意喚起を4段階で行うAIカメラだ。ポーラ・オルビスホールディングスの提供する肌分析サービス「APEX(アペックス)」の肌(顔)分析技術と、








