19年3月期第2四半期業績
藤倉ゴム工業、引布加工品事業は増収増益
工業用品 2018-11-12
藤倉ゴム工業が11月12日に発表した19年3月期第2四半期(4-9月)業績は、売上高が165億4,600万円で前年同期比1.0%減、営業利益が8億2,300万円で同39.3%減、経常利益が9億9,300万円で同33.6%減、純利益が8億300万円で同29.2%減となった。
事業別にみると、産業用資材事業は売上高が107億3,600万円で同0.0%増、営業利益が5億6,700万円で同35.4%減。工業用品部門は国内においては自動車、住宅機器、設備投資関連など総じて好調だったものの、北米の自動車部品メーカーの在庫調整、中国市場の減速の影響を受け減益となった。制御機器部門は前期まで続いていた液晶・半導体関連メーカーの設備投資が減速したため減益となった。電気材料部門は電力・情報通信などのインフラ工事用部材の受注が順調に推移し増益となった。
引布加工品事業は売上高が25億600万円で同6.0%増、営業利益が1億4,800万円で同33.5%増。引布部門は音響用と工業用その他一般ゴム布の受注が減速し減益となった。印刷材料部門は高付加価値製品に支えられて売り上げを維持したものの、製造費用が増加したため減益となった。加工品部門は国内外において救助設備など舶用品が好調で増益となった。
スポーツ用品事業は売上高が31億1,400万円で同9.5%減、営業利益が3億5,400万円で同40.7%減。ゴルフ用カーボンシャフト部門はゴルフクラブメーカー向け製品の受注が一服したことにより減益となった。アウトドア用品部門は全体の需要停滞により減益となった。
その他事業は売上高が1億8,800万円で同4.8%増、営業利益が3,800万円で同4.7%増。物流部門は自然災害による交通機関の混乱、人手不足などの影響から荷動きが低迷したが、荷役作業の増加などにより増益となった。
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