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選手の特徴に合わせて応用・展開

ブリヂストン、パラアスリートへの支援開始

タイヤ 2017-10-16

秦選手(右から2人目)とブリヂストン関係者


 ブリヂストンおよびグループ会社のブリヂストンサイクル、ブリヂストンスポーツは10月12日、都内で記者会見を開き、タイヤや自転車、スポーツ用品に関するグループの技術を結集し、パラアスリートを支援する取り組みを開始したと発表した。

 これまでブリヂストンサイクルやブリヂストンスポーツでは、独自の分析・解析技術を応用し、アスリートに最適なツールの提案やカスタマイズ、使用方法のアドバイスなどを行ってきたが、今後はこうした技術を結集し、パラアスリートの特徴に合わせて応用・展開するもの。

秦選手のデモラン


 同社グループでは、まずスポーツ義足用ゴムソールと車いす競技グローブ用ゴムの開発から取り組みをはじめ、順次展開を拡大していく方針。

 会見では、ブリヂストンサイクルが支援する8人のパラアスリートの中から、リオデジャネイロ2016パラリンピックの日本代表選手にも選出されたパラトライアスロンの秦由加子選手がゲストとして登場。トークショーやデモランなどが行われ会場を沸かせた。ブリヂストングループと協力して開発したスポーツ義足用ゴムソールの感想を聞かれた秦選手は、「雨の路面を走るときでも感動するくらいのグリップを感じた。走ることの楽しさを実感できた」とコメント。2020年の東京パラリンピックに向けては、「ソール、バイクだけでなくさまざまな面でサポートを受けることができて感謝している。最高の結果を出して、チームブリヂストンで喜びを分かち合いたい」と語った。

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